委員会質問

行財政改革及び公共施設等検討特別委員会(令和6年) 請願12号 意見陳述

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2024年12月10日

陳述内容要約

  • 請願12号 意見陳述

    佐保小学校と鼓阪小学校の統合に伴う新校舎建設工事の早期実現を求める請願書、請願者による意見陳述が行われました。
    私は、請願12号の地元連合会からの紹介議員です。
    要約内容を記述します。全体は動画をご覧ください。

  • 1.学校施設の老朽化と教育環境の課題

    ・佐保小学校は昭和32年・35年に建設され、平成3年の大規模改修から33年が経過し、老朽化が進んでいます。また、鼓阪小学校では総合再編対象校として十分な改修が行われておらず、安全安心な教育環境の整備が急務とされています。

  • 2. 統合計画の経緯と地域協議

    ・令和4年7月、奈良市教育委員会が佐保小学校と鼓阪小学校を統合し、令和8年4月開校を目指して新校舎を建設する計画を発表しました。その後、地域や保護者への説明が重ねられ、両地区は学校規模適正化検討協議会を立ち上げました。今年8月には合同で「若草中学校区新小学校開校準備委員会」を設立し、新校舎の早期実現に向けた取り組みを進めてきました。

  • 3. 建設予算の否決とその影響

    ・新校舎建設のための発掘調査や運動場の使用制限、教室移動など開校準備が進んでいた中、9月の市議会で建設予算が否決されました。この否決は、子どもたちや地域住民にとって大きな影響を与えるものであり、地域として到底受け入れがたいものであると述べています。新校舎建設は国庫補助金や交付税措置を前提としており、議会が昨年度に全会一致で可決した予算の方向性が覆されたことに対し、驚きと失望が広がっています。

  • 4. 複式学級化への懸念

    ・鼓阪小学校では児童数の減少により、令和9年度から複式学級が現実となる可能性があります。複式学級では、集団活動やクラブ活動が制限され、人間関係が固定化される懸念があり、教育環境の悪化が指摘されています。また、複式学級に否定的な意見や新校舎建設を求める声が未就学児の保護者からも寄せられています。既に地域内での就学率が約50%と低い鼓阪小学校では、複式学級化が進むとさらに就学回避が加速する恐れがあります。

  • 5. 議会の対応と地域住民の不信感

    ・特別委員会での議論では、予算説明の不足や議会責任を巡る意見が多く、地域住民は「全会一致で可決された予算がこんなにも軽視されるのか」と深い不信感を抱いています。また、審議の中で複式学級が子どもたちに与える不利益や教育環境の課題についての言及が少ないことに失望の声が上がっています。さらに、教員の努力を評価しないような発言もあり、教育の根幹に関わる問題であると地域住民は懸念を示しています。

  • 6. 公正な判断を求める声

    ・未就学児を持つ保護者や地域住民は、「子どもを置き去りにした議論」がなされている現状に戸惑いや不安を感じています。子どもたちの未来のために、議会には建設予算を慎重に審議し、公正で公平な判断を求めています。また、統廃合計画が将来のモデルケースとなるべきであるため、価格優先で教育施設の質を下げることはあってはならないと強調しています。

以上 について陳述内容の要約です。詳細は下記を動画をご覧ください。

>>質問内容の動画ページ

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