今月の報告

令和3年 5月に思う事
【未曽有の災害…】

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昨年の新型コロナの感染症により命が1万人以上失われています。 今なお私達は命の危険にさらされ、通常生活もままならないままの自粛生活を余儀なくされています。 こんな生活が1年以上も続いていても私達の元へはワクチンの供給さえなく、いったいいつまで命を守る戦いを強いられるのか?終わりの見えない生活が続いています。

この国で一万人の国民の命が失われている事実は衝撃的な事実として受け止めがたい自分がどこかにいます。

【これを災害と呼ぶなら、もう自分の命は自分で守るしかない。】

「自助・公助・共助」の中の自助の精神で、自分の命と家族の命、そして大切な人の命を自分の手で守る事を皆様にお願いしたいと思います。

新年度が始まり、人事異動や体制の変化が著しい中でステージ4の波が押し寄せ、奈良市も特別緊急警戒警報が発出されました。

私の所へも飲食事業者さまや、中小事業者さまの悲鳴の声が何度も何度も届けられました。 中には商売を抜きにして、「怖いから、不安で一杯だから,奈良県にも緊急事態宣言を発出する要請を国にお願いして欲しい」との声も届きました。

残念ですが、奈良県と奈良市の方向性は、政策の一致を見いだせていません。何度か、保守系の議員を通じて県への働きかけをお願いしましたが、不安な状況には変わりありません。 GoToEatキャンペーンのドタバタ劇に見られるようにお粗末な不手際で、政治の力が機能していません。

なぜ、1年以上経過してもワクチンの確保が出来ないのか? 命に関わる政策を打ち出すこと以上のオリンピックの開催の意義はあるのか? 国民の命、県民の命を守る政策を、何故直ちに打ち出せないのか? 様々な疑問、怒りが頭の中によぎります。

そんな中で皆様に一つの数字をお示しします。 昨年から、中高生の自殺・女性の自殺者の数が伸びていると報道にありました。 奈良市では昨年コロナに罹患されて亡くなられた方は27人を数えます。 しかし、奈良県では今年の1月~3月までの間に、55人の方が自死を選ばれ、その中には40代から50代の男性が21人もいます。

この情報を上げている場所が奈良県の地域医療課である事を考えると、コロナの感染療養や医療の調整を地方自治体と連携して行っている奈良県は多大な責務を負っており、抜本的な対策が急がれると言う事です。

今 政治は、無策です。 今だけでも自分の命と大切な方の命をご自身でしっかりと守って下さい。

奈良市議会
鍵田美智子

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