今月の報告

令和3年 3月に思う事
【令和3年予算編成】

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3月になり、東大寺の修二会では本行が始まり、春もそこまで来ています。コロナの感染防止対策の中で例年とは様相が違いますが、世界平和と人々の安寧を祈っての厳しい行に心からの感謝と関係者の身体の安全をお祈り申し上げたいと思います。

翻って国政では毎月のように政治家の不祥事や、官僚の緩みや驕りが見える報道が相次ぎ、閉口しながら情報に接している方が多くおられる事と存じます。

私もその一人でしたが奈良市でも大きな報道が一つありました。現職市長の火葬場建設用地の土地取得の金額が裁量権の逸脱をしていたとの理由で控訴が棄却されました。

令和3年3月の予算審議に入る直前でしたので影響は必至であります。しかも橋脚の補正予算6億8000万円が上程されていますので、予算審議に加えて裁判内容に関わる新たな事実まで審議をする必要性が生じています。

今年7月には市長選・市議会選挙と改選を控え、慌ただしい動きも見えてきます。今回の裁判結果では控訴棄却が決定されれば、市長は地権者と共に1億1000万円余りの債務を3人で負担し奈良市に返納する事が確定します。

重い責任です。

市長の裁量権をどのように解釈するのかが問われていますが、先の市長選で戦われていた2人が原告と被告に分かれて主張をしている姿には複雑な思いで接する事となっています。

選挙の前になると様々な思惑が絡み合ってきます。

粛々とやるべき予算編成に着手し、予算の審議に雑念をいれないようにして速やかな予算の成立を図っていきたいと思います。

春はあけぼの。
やうやう白くなりゆく山際、
少し明かりて、
紫だちたる雲の
細くたなびきたる。

めったに枕草子の浮かぶような生活をしていないのに、何故か春は学生時代に学んだ古文の一節が浮かんできます。 寒暖差を繰り返して季節が変わっていきますが、御身大切にして皆様お過ごしください。

奈良市議会
鍵田美智子

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