今月の報告

令和元年 11月に思う事
【連帯と試練】

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 10月は本当に沢山の大きな事が起こりました。

 二度に渡る台風の記録的な豪雨の影響で多くの県で被害が発生し、家屋の被災から大切な人命まで失われ今なお避難生活を余儀なくされている方が多くおられます。言葉を失うほどの想いですが、心からのお見舞いを申し上げます。

 その一方で世界に向けての即位宣言から始まった即位礼の饗宴の儀も終わり、祝賀御列の儀を残すのみとなりました。 被災地の方々が困難な中にある時に祝賀行事が重なった事は残念な事でしたが一つの節目を迎えた私達国民にとって、必要な連帯と試練ではなかったのでしょうか。

 今 奈良市では正倉院展も開催され特別展示もある事からお祝いの色合いも一層華やかに醸し出されています。

 日本のどこかで家を失い、家族を失い、それでも明日の生活をしなければいけない暮らしがある中で、政治が果たすべき役割とその力を届けなければならない方々へきちんと届けて頂きたいと心から思います。

 奈良市議会では 度重なる災害に対する懸案事項に災害時の行動計画の着手に係らねばならないと議論を始める準備をしています。

 市民の皆様には、「今頃まだそんなことを言っているのか?」とお叱りを受けそうですが、

 我々議員が災害時にどう動くのか?
どんな役割を果たさなければならないのか?
マニュアルが存在しないのが現実です。

 現在 高齢化や少子化の影響で住民自治の現場でも自治会長や消防団、民生委員その他の責務を兼務している議員が多くいます。 そのことで、議員自身が政治倫理条例による疑義を問われてしまう場面もあります。

 これからの議論を待って災害時の行動計画を早急に立てる事が今求められていることです。

 さて 秋は各地でお祭りが催されますが私の暮らす街、きたまちでも手向け山八幡宮の 転害会、奈良豆比古神社の翁舞、数多くの秋祭りが地元の方々の協力で開催されました。

 また今年の11月23日・24日は昨年3万人の方が訪れた少年刑務所跡地活用による 赤レンガフエステイバルが開催されます。 昨年より規模を縮小しますが、矯正展・赤レンガマルシェ・奈良監獄施設見学が出来ます。

 一般客の皆様には奈良赤レンガフエステイバル実行委員会のホームページからの申し込みとなりますが、多くの皆様がきたまちに訪れて頂けますことをお待ち申しあげております。

 それでは、深まる秋を体調の変化に気を付けてゆっくりお楽しみください。

奈良市議会
鍵田美智子

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