今月の報告

令和元年 9月に思う事
【一人の女性】

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

 長かった残暑がようやく収まり始めて、気がつけばもう九月も半ばとなりました。今月に入ってからも何故か、思う事 の考えがまとまらずパソコンに向かう事から逃げていました。

それは多分、9月の定例会に向けて決算準備に自分の頭の中が切り替わってしまい、本来器用でもない私が一杯一杯になっていたからに他ならないからだと思います。

そんな逃げ腰の私がこの難題に向き合う事が出来たのは、一人の女性のおかげです。

9月14日木津川市に小さな小規模の保育園が生まれます。

この園長先生は、もともと奈良市の病児保育園の園長をしていた方でした。御多分に漏れず、この園では母体である病院や行政の見て見ぬふりの姿勢とも戦いながら職務に従事されていて、私はその現場で知り合いになりました。

今 社会で何かが違う?
そんなことに気づきながら暮らしている方も多くいると思います。

困難な人が困難な中で暮らしていても、人が手を差し伸べていく事が少なくなっている社会で、一番その被害を受けているのが小さな子供達です。

園長先生ご自身も子育てや仕事に孤軍奮闘されていた時期があり何物にも負けない精神力がある方です。そんな先生が、御自身の理想とするところの保育園を作ろうと立ち上がり、今日から小さな子供達を育てていって頂けることに、優しい勇気をもらいました。

今、社会には一人でも出来る事、みんなでしなければならい事、行政や国がするべき事、沢山あります。

それぞれがそれぞれの責任を果たして行く事が、社会の責任です。

そんなことに改めて気づかせて頂けた一人の女性に敬意を払い、9月を始めさせていただきたいと思います。

奈良市議会
鍵田美智子

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る