今月の報告

令和元年 8月に思う事
不安な結末

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 本格的な暑さがやって来て、身体がついて行かない方も多くいらっしゃると思います。我が家は東日本大震災から電力削減に協力をする事を宣言した忠兵衛の想いをずっと大切にしていて、夏場のクーラーは入れてきませんでした。

しかし、昨年の猛暑の中で末娘の「我が家はおかしい!」の一言が胸に刺さり、今年は新しいクーラーを購入する事になりました。 私は体が冷えるのが嫌いで、暑さは色々な工夫をして乗り越えてきただけに複雑な思いで夏を迎えています。

さて新聞マスコミを賑わせてきた市庁舎の耐震化問題ですが、ようやく決着をみました。

 市長案の耐震化・長寿命化をセットにしたおよそ、34億円の補正予算案が可決する事になり、私が所属する会派は、現時点では必要最小限の耐震化の措置だけを急ぎ、長寿命化の予算を省いた予算で組むべきであるとの観点から議論をしてきました。

 1月に奈良県知事の移転建て替えに言及をされてから、結果的に、6月の審議、また臨時議会を7月に開催し議論するに至ったわけであります。

マスコミの報道や切り取られた情報の見方に寄れば、

  耐震化か建て替えか、

  知事案か市長案か、

 

 センセーショナルな見方が出てきてしまった事で、審議の行方を心配された方も多くいらっしゃった事と思います。

 議論はそもそも分けて考えるべきで、移転建て替えは奈良市の街づくりに関する計画でもあることから短い時間で結論が出せる事ではなかったですし、耐震化に対する事業化に対しても34億円もの巨額な費用をかけるべき中身であるのか?この事の審議が尽くされていなかったと個人的は思っています。

 ましてやこれから30年間耐震改修をして緊急時に本当に奈良市民に司令塔として機能できる庁舎であるのか?明確な確信が持てない中での決議でありました。

 奈良市民の暮らしの安心と安全対策を図って行くうえで一点の曇りもない答えを導き出せないので有れば、この仕事をしていく資格はないと思っています。

 新斎苑建設の時と同様に一抹どころか多くの不安を抱えてこの決定に至った事をご報告させていただきます。

 海や山の事故に気を付けて本格的な夏を楽しみながらご家族と有意義にお過ごしください。

奈良市議会
鍵田美智子

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