今月の報告

平成31年 4月に思う事
令和の時代

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新天皇の即位が5月1日予定されている中、2019年4月1日新しい時代のページが1枚めくれ、新元号が「令和」と決まりました。

我が国だけで使われている元号制度は西暦と共に日本国民にとって重要な1400年の歴史を重ねてきています。

今上天皇の退位と改元が発表されて以来、寂しさと同時に希望を抱きながらこの日を日本国民の皆様は待たれていたのではないでしょうか。

奈良市では5月1日以降の公文書の交付に際し、各種の書式の元号の書き換え作業の準備がスタートしていますが、改修作業はシステム導入によりおおよそ納入業者が行う事になっています。

春の人事異動で大幅な役所の機構が改編され、どこの部署も人員削減、新しい人員配置で気の休まる状況ではありませんが、市民の皆様にご迷惑をおかけしないよう、混雑が予想される婚姻届け提出の5月1日の庁舎管理では24時間対応の人員配置を行うなど、担当課でも鋭意努力をされています。

そんな中で日本の節目を祝うように、ようやく奈良市も桜が満開になってきました。

先頃 佐保川桜まつり燈火会のご案内をいただき参加をさせていただきましたが今年は二十歳の春を迎える記念の年でもあり、縁起の獅子神楽も出て地元の方々と喜び合うことが出来ました。

佐保川小学校の児童、地域の方々、各界の方々、皆様であんどんを作成し、畳6枚分のあんどんに火が灯る時には何とも言えない温もりが灯ったように感じました。

これまでの物故者、震災関連の御霊にも祈りを捧げて祈願する主催者の皆様の御姿を通して、普通に暮らせる事の重み、繋げる事の大切さを感じる事が出来、折しも西から指し込む夕日に照らされた神楽の景色から、神々しくも時代が変わる事の暗示を受け取れたと感じたのは私だけではなかったように思います。

これからの時代は困難な事も多く予測されていますが、足元を少しずつ確かめながら同じ船に乗り合わせた皆様と共に、戦争のない時代をしっかりと丁寧に生きていくことが私達に課せられた使命ではないでしょうか。

新しい時代が、皆様に取りまして 多くの幸が訪れ それと共に日本が今後も栄えていく事を願ってやみません。

奈良市議会
鍵田美智子

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