1月に入りインフルエンザの猛威が吹き荒れていますが、私も娘と共に罹患し数日間を自宅にて過ごしました。
以前から行きたかった診療所が近くにあり、やっと身を持って体験することが出来ました。訪問看護やカフエ等、地域医療に力を入れている診療所で、イメージ通りの優しい心のこもった診療をしていただきました。
5日間 自重して過ごした事は言うまでもありません。
この数日間自宅で過ごしていた間にテレビのニュースは児童虐待と統計不正の報道が主でありました。国会中継の統計不正はまた同じことをしている!の感を禁じ得ませんが、児童虐待の事件は何度耳にしても心の痛むニュースです。
奈良市では現在、中核市として児童相談所の設置に向けて準備中でありますが、これからもかなりの時間を必要としており財源の手立てや周辺住民のご理解、関係各位の研修等、やらなければならない事が山積みにあります。
奈良市の児童虐待数 817人
千葉の心愛ちゃんのようにSOSを出せていた児童を救えなかった大人の不作為を 私達がどう捉えるのか?命の重みを問われている気がします。
私は明治生まれの父に育てられましたが、明治43年生まれの父の言葉です。
親っていうのは、木の幹みたいなもの
木が育って花が咲いて、花から実が育って
その実がまた大きくなっていく
木の根はやがて朽ちていき、土に返り
その実の養分となって消えていく
それが親の仕事
そんなふうに教えられて大きくなりました。
私達の先人がそんな思いの中で私達を育てて、大きくしてくれたことを私達はまた一人一人社会に返していく必要があるのではないでしょうか? さあ インフルエンザも完治しましたので私も仕事に復帰します。 皆様も感染性の病気には予防で対抗し、一日を大切に、元気にお過ごしください。 。
奈良市議会
鍵田美智子