街頭でマイクを握り話せば話すほど思う事があります。
政治は今人に何をしてあげられているのだろう
国は、奈良市は、行政は、今、何を人に届けられているのだろう…と
私は忠兵衛と結婚したころ忠兵衛の事を知りたくて、義父の書籍を本棚から手に取り、読みふけった事があります。
その中の一冊に「道を行じて」という本がありました。
その中の一説に
「政治は、人の道を盛んにすること、人の道を盛んにすることは、人々の暮らしを豊かにすること」
とあり、これが 今の私の政治信条になっています。
一方で、政治が弱い人の為にあるのではなく、強い人が自分に都合の良いツールのような形で利用しているのではないか?と
不信を覚える報道が、加計学園の問題に見られるように連日報道されています。
これまで街頭に立ち、クリーンセンター移転問題、新斎苑建設計画、財政問題等、奈良市が抱える諸問題について訴えてきました。
しかし、話せば話すほど自分の中の違和感に気がついていきます。
市民の皆様には街頭に立つ私達から何を聞き取って頂いているのだろう。選挙の時だけ訴える私達からどんな言葉を聞き出せば満足していただけるのだろう。
思い悩む私がいます。
そんな一方で、普段忙しく、政治どころか、行政の事だって見えない毎日の生活の中で、選挙の時だけ声高に叫ぶ貴方達に一体どのような言葉をぶつければいいのか?そんな冷たい言葉が聞こえてくる気がしています。
今だからこそ、声を大きくして語らなければいけないとは思いますが、思いの丈を込めて現在、街頭でお話をさせて頂いていますので、最後の思う事は、私の心の声と大切な言葉を皆様にご紹介をして終わります。
4年前 私の選挙を手伝い、誠心誠意 支援をしてくれた方が、私を市議会へ送り出す時に背中を押してくれた言葉です。
美智子さん
簡単ですよ。
嘘はつかない。
何事も自分で決断する。
これだけ守れば大丈夫ですよ。
この言葉を守って間もなく4年間の議員生活を終えます。
ご支援いただいた皆様には心からの感謝を申し上げ、私の思う事とします。
ありがとうございました。
鍵田美智子