4月は朝鮮半島有事の際のミサイルの注意喚起が内閣府より各都道府県に通達され、果ては北朝鮮からの大量の避難民が二本に流入する恐れがあるとして本格的な対策の検討に入った事で、私達の時代にも有事が現実なものとなってきました。これまで国防の名のもとに日本の空・海・陸の各所で警備をしてこられた方々の現在の緊張状態を思うと、平和の時代にあっても尊い人の力で国は守られているのだと実感をしています。
最近 駅前では朝夕、7月の改選に向けた候補者の街頭活動が活発化しています。
私もその一人です。
奈良市は、5月8日に新斎苑建設候補地の国都審(奈良国際文化観光都市建設審議会)を開催し、都市計画決定をすることにしていますが、私は、納得が行かない為に、この計画を反対とする立場の方々と共に、街頭に立って市民の皆様に訴える事にしました。(奈良市のお財布を考える会・浄瑠璃寺と当尾の里を守る会・市会議員有志です。)
国都審の委員は19人でその内、これまでに候補地を見に行かれたのは、半数の10人であり、その内3人は問題点を良く知る市会議員が含まれています。重要な決定をするにもかかわらず、問題点が多くあるとしている候補地にも行かずに、わずか数時間の審議を経て採決に至る国都審のシステムは、驚きを通り越して不信にしか感じていません。
これまで所管事務を担当する委員として1年間に渡り審議をしてきましたが、中に入って現場を見るということは最後まで出来ませんでした。再三再四、地権者に中に入らせて頂きたい旨のお願いを、市を通じて行ってきたにも関わらずです。
市会議員としても、市民環境委員としても恥ずべきことであり、集中審議を続けてきた責任の中で現場を見て、皆様に報告をすることが出来なかった事は謝罪するべきであるとも思っています。
7月に改選されれば、一旦 市民の皆様から議会に提出されていた請願書は、全て白紙となり、採択された請願を含めれば全部で8本が全て水の泡となります。
ただただ、申し訳なく思います。
私は皆様に約束をしました。
自分の責任を全うするために時間を割き、選挙を目的とする政治屋にはならないと…
自分の任期の最後まで、奈良市の姿勢と仲川市長の姿勢を、以下の通り追及し続けます。
- 候補地内に9000㎥の産業廃棄物があるのが分かっても、1億円の処理費用をかけてゴミごと土地を購入するのかと?
- なぜ、地元還元案を奈良市側で積算もせず、市民理解を得ずにエサとして地元に提示をしているのかと?
- 住民合意が必要であったにもかかわらず、合意は必要条件ではない!と翻意したのかと?
- 安全性の問題・住民合意の問題について一定の理解を得るに至ったと言う見解には相当の無理が生じている上での都市計画決定手続きであると!
・5月12日 市民環境委員会 請願審査・所管事務 議会棟 午前10時~
・6月2日 本会議 開催予定
奈良市議会
鍵田美智子