今月の報告

平成28年 12月に思う事
【私達の為に……】

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「いつも私達地元のためにご尽力を頂きありがとうございます。」の言葉に背筋が伸びました。
 
そうだ!
そのために私は仕事をしてるのだ!って……
だけど、そんな言葉を頂くほど私は仕事が出来ているのか?
思わず、胸に手を当てる自分がいました。
 
12月を迎え、いよいよ覚悟の時がきています。
 
11月30日に奈良市議会の12月定例会の初日を迎えました。
これまで、市民の皆様には火葬場建設の事では、様々にご心配や懸念をおかけしてきましたが、今議会ではっきりした方向性が出ます。市長発言が新聞報道でありましたように新斎苑建設計画に関連する予算が可決されなければ、計画自体が頓挫するとの見解を出されました。
 
2年間私自身も市民環境委員会に所属し、この計画に対して審議をしてきましたが、現候補地は安全性の点で容認できない!との結論との信念を持つに至っています。
 
この数カ月を見ても議会の外、議会内でも様々な政局と思しき場面に遭遇し、純粋に現候補地としての適格性を審議する際、様々に感じる所がありました。
 
私は、
【私達の為に…】と思う方々の為に仕事をしています。その方々の為に恥じない仕事をしたいと思っています。
 
御身内を失くされた方が、1週間近くも自宅で荼毘に付すのを待つ現実…
火葬場の老朽化で、身の危険を顧みずに働かれている職員の方々…
そして、長年 地元として現火葬場と共に歩んで来られた地元の皆様…
候補地として暮らされている地元の皆様の足元の危険…
 
これまでに積み重ねてきた議論、人の想い、全てを計りにかけても私自身は今の現候補地を容認する考えは持てません。
予算的な事も考えると合併特例債の財源的については重要な要素です。しかし、お金に変えられないのが人の命でしょう
これまでの白毫寺町に掛けてきた負担を取り除き、100年の安心を得る安全な場所として、新斎苑建設候補地を決定する事が求められている事です。
 
住民の想いや不安を置き去りにしながら、あくまでも市側の事情で突き進まれるのか、最後に問われる事になりました。
 
この2年間 義父の忠三郎の言葉がいつも頭から離れませんでした。
 
大和青垣国定公園は、子々孫々の為に残すべき自然遺産であり、我々 市民は、繋げる役割を担って 今を生きているのだと……
 
候補地周辺の安心を担保し 新斎苑建設候補地を決定する事の審議を計っていくことが 私の使命であると、静かな覚悟を持つことが出来ました。

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