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市長に反論「予算案否決に関して」

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昨年9月決算審査から特別委員会方式となり各会派からの選抜委員で、平成28年予算も審議が行われました。 

奈良未来の会…3名「反対」

自由民主党…3名「反対」

日本共産党…3名「反対」

公明党…2名

改革新政会…2名

無所属…2名「反対」

この予算審査特別委員会15名で3月14日〜22日まで審議し、結果的に一般会計当初予算案に3会派と無所属議員が原案否決をしました。

新斎苑建設に関しては、特別委員会で集中審議も行いました。

市長は、

➊新聞報道で「反対した人は全市民に理由を知らせる義務がある」

➋候補地選定の対案に対し「あるなら出すべき。姿が見えないのだから対案はないと見るのが常識だ。」

➌市が予定地とする横井町山林に関して「地元の不安に対しては科学的、合理的に議論をしており、問題はない」

❹「ここで出来なければ、今後100年経っても出来ない。」

と発言されました。

議員も市民から選ばれた代表として常に、その事を念頭に発言しているつもりですので私自身も自分の言葉で述べさせていただきます。

➊について

委員会では会派の選出された議員が常に反対の理由を明示しながら質問をしています。会派では、常に意見集約しながら代表委員が責任を持って質疑しています。

➋について

昨年、対案については、12月本会議において中西吉日出議員が代表質問で発言しています。我々議員は、本来 予算の調整権、及び執行権を持ち合わせていません。

そして地元住民から請願まで出されている現候補地の計画に対して、決着をつける事が最優先すべき事で有ります。

その後に新しい候補地についての議論を始めるのが、筋ですから 市長が言われる「対案」を出す場所はまだ何処にも無く、この発言はすべきでなかったと考えます。

➌について

この市長の発言には大いに問題があります。

我々、議員が問題にしてきた事の1番重要な点が、住民の安心・安全についてでした。

奈良市が明示した新斎苑建設計画案には掲載すべき県指定の土石流警戒区域を情報として載せていません。

市民環境委員会で委員として2月の時点で指摘しました。

この事が、奈良市の意図的なものではなかったのか?を特別委員会で審議しました。

また、この特別委員会で 候補地の中に新たに「保安林」の地目が含まれている事が明らかになりました。

❹について

この様な発言を議会ではされていません。

何故、この様な強気な姿勢が議会の外で出来るのか理解出来ませんが、100年経っても他に出来ないと言い切るのなら、何故、対案があるとまで言われている議会に対して、審議する姿勢を見せないのか?疑問に思います。

【100年経っても出来ない】

現段階で言い切る市長に対して

これまでの100年の思いを持って移転を願う住民に これほど失礼な発言もないと考えています。

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