明日の公立高校の受験発表を控えて、3月16日 奈良市立中学校の卒業式が一斉に挙行されました。
お水取りも終わったというのに厳しい寒さの中、地元の若草中学校でも108名の子供達が凛々しく巣立っていきました。
若草中学校は、世界遺産に囲まれた環境で、教育の中で華厳という教えを柱に置いていました。
華厳の教えは、1人1人が華であるという考え方を持ち、友達を大切にし 命を大切に思う事を実践してこられました。
三年生の答辞では、いつも側にいた友達、先生、家族に感謝の言葉を述べ、自分と向き合い逃げ出さずに乗り越え来た事が、今の自分達を後押ししていると実感していると静かに話してくれました。
15歳の心と身体で様々に感じ、成長してきた事が肌で感じる事ができる卒業式でした。
我が家の次男も 若草中学校の卒業生でした。
式の最初から最後まで、12年前に担任の先生から言われた言葉を思い出していました。
「お母さんだけは、どんな時でも息子さんの味方でいてあげて下さいね。」
これが、教育であり 教師の言葉だと思います。
私自身も子育ての迷いの中、息子を信じ、どんな時も…と 先生の言葉から学びました。
15歳の春をお祝いすると共に見守る関係者に皆様の御多幸を心より祈念しています。