12月に始まる定例会の質問準備に入りました。
質問項目で、農地集積推進経費について調べ始め、農家さんの意見も聞き取り始めたのですが…
大きく断念する事になりました。
確かに補正予算も組まれてはいるのですが、財源は、国と県が持つので奈良市としては、単なる口利きをするだけの予算と言っても過言ではない施策でした。
この施策は、農地の集約を図り、これから農業を始めたい方々にマッチングをして、後継者問題、耕作放棄地、諸々の農地問題を解決する攻めの農業改革です。
しかし、現実はあまり動いていませんし、奈良市ではわずかに月ヶ瀬地区で茶畑の集積、集約をしている現状です。
月ヶ瀬地区の高齢化、地域の土地の形状など、特に深刻な問題があり担い手があれば、向こう10年間は任せたいと思われるのも無理はありません。
TPPの政策大綱もまとまりましたが、輸出拡大となる農地集約については橿原にある農地中間管理機構でも十分な実績は上がっておらず、奈良市では窓口に相談に来られた方にパンフレットを渡して県へ案内をする橋渡しをするだけの現状でした。
現実に奈良県、奈良市が農地問題に汗をかくつもりがあるなら地籍調査や現状の洗い出しなど、今出来る事にも着手していかないと何の解決にめ近づかないのだと、分かりました。
12月の補正予算等特別委員会では、委員に選手されましたので、議案に沿った質問が出来るように仕切り直しです。