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奈良大文字送り火  慰霊祭

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平成27年の戦没者慰霊祭が奈良市飛火野園地で開催され、今年も高円山に「大」の字が浮かび上がりました。

今年で戦後、70年となります。

私が生まれた昭和35年に鍵田の父である忠三郎氏が有志と発願され、この慰霊祭は現在に至っています。

忠兵衛も沢山の行事を仕事として抱えていましたが、この慰霊祭はことのほか、大切にしていた行事でした。

鍵田が生前中は、自宅のご先祖様の送り行事や、道場のお世話等がありましたから、一度も参加をさせていただく事はありませんでしたが、鍵田の背中を見ながら、一緒に慰霊祭に臨む気持ちでいました。

今、来賓として正式な参加をさせていただくようになり思う事は、鍵田の父が自分で山に入り、大の字を検分しながら火床を作り、神仏を1つにして御霊を供養するとした現在の慰霊の形を どれだけの強い、熱い想いで供養をされようとしていたのか…その想いが根底にあっての戦没者供養なのだと改めて感じました。

姿、形が、変わっても決して変わらない人の想いを大切にしながら、過ごしていきたいと思います。

    

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