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社会を明るくする運動

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7月に入ると市役所の出入り口付近には、プランターに入ったヒマワリが置かれます。

それを見れば、今年も犯罪や非行を防ぐ啓発の為の更生保護月間に入った事がわかります。

7月18日は、ならまちセンターの市民ホールで「市民の集い・夏のコンサート」が奈良地区推進委員会の主催で開催されました。

講演では前若草中学校校長の森井先生が「子供を守る」を主題にして話しをして下さいました。

多感な時期に子供達は様々な大人に出会い様々な価値観に触れて大きくなっていきますが、暖かな目線のあった地元の小学校から一気に複数の小学校から来た子供達と出会い中学校生活が始まります。

葛藤も戸惑いも抱えながら新しい環境に馴染んでいく子供達を見守る私達大人は学校に預けている感覚だけで理解をしてはいけないと感じています。

森井先生も在職中は、職員の方々に「子供の命を預かっている」事を忘れないように指導をされていたそうです。

子供が社会に巣立つまでは、何より「命と心と身体」を守ることが優先される教育を実践していただけるようにと改めて思いました。

2部の若草中学校の吹奏楽部の演奏会では、朝の登校で出会う女の子が生き生きとトランペットの演奏をしていました。

4月の入学式から、たった3カ月で こんなにキラキラして活躍するんだ!って驚きました。

先生の指導や仲間との連帯感が成長を促しているのは明らかでした。

多感な時期に間違いがあっても、それを許す社会や戻れる場所が有れば、子供達自身や我々大人でさえ、また立ち上がる力を持っているのだと確認出来る時間となりました。

更生保護には、様々な立場で地域の皆様が関わっています。

保護観察官、保護司、民生委員、少年指導協議会、更生保護女性会など普段から見えない場所で汗をかいていただいています。

少子高齢化社会の中で、誰も船から落ちない、落とす事のない社会を目指していけたらと思いました。

    

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