今月の報告

平成27年 7月に思う事

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 6月21日、シールズ関西「自由と民主主義のための関西学生緊急行動」に参加をしました。京都市内を4時間かけ 学生たちと歩き、私自身が何物にも縛られずに憲法について考え、感じ、行動する事を目的に行きました。安全保障関連法案に対する考えは、様々にあると思いますが、このデモ行進に参加をされた。神戸女学院の学生が新聞に投稿をされ、私自身と重なる部分がありましたので、ご紹介をしたいと思います。

 
【権力に逆らう事は勇気がいる。就職や世間体が気になって、今すぐ逃げだしたい衝動に駆られる。それでも街頭で訴えるのは、一人一人に平和を守り、継続させる責任があるから】  山口晶子さん(19歳)
 
 
この気持ちを代弁するような覚悟を迫られる事が、私自身にも日々、政治の世界で同じようにあります。
 
 
6月議会の代表質問、一般質問、予算決算委員会が終了すると 議会では改選が行われる事になっていました。1年に1回の役員改選と、所属委員会の改選が行われます。奈良市議会では3年に渡って自民党が議長職にありましたので、議会の運営は概ね、この議長の下でなされてきました。
 
 
昨年の奈良県市町村議長会では、懇親会でのコンパニオン代を含む公費負担の問題や、高額な昼食代など、市民が理解に苦しむ議長会の在り方にもメスが入りました。平成27年度の奈良市議会議長は、奈良未来の会から浅川仁議員、副議長には、自民党から北良晃議員が選出されました。議会運営をするにあたって、市民の目から見た透明性のある議会であり、速やかでスピーディーな運営を心掛けて頂きたいと思っています。
また、所属委委員会も2年間在籍した厚生消防委員会から、市民環境委員会に移籍をしました。
 
所管事務は、
・ クリーンセンター移転を所管する      環境事業関係
・ 火葬上移転問題を所管する         新斎苑建設推進課
・ 空き家対策問題を所管する         市民生活部
・ まちづくりや地域自治会について所管する  地域活動推進課
・ 奈良町センター、入江泰吉住居他、     文化振興課
・ 児童館運営等を所管する          人権政策課
・ スポーツ全般に関わる           スポーツ振興課
など、奈良市の重要な案件を審議する委員会に、動くことにしました。
 
 
一つの事を探求する事を止めたわけではなく、
① 6月に代表質問でならまちセンターについて審議したことを、これから1年の時間をかけて、しっかり奈良市の姿勢を問いたいこと、
② 緊急に放置しておけない奈良市の病院事業について審議する必要性が生じたこと、
この2つの理由で所属委員会を動く事にします。

 
ならまちセンターでは、市民の税金を多額に使い施設整備がされましたが、その予算の執行については触れる事が出来ませんでした。自治体の責務である、予算の使い方には、その全ての考えが形になって現れます。市長に直接、その考え方の疑義を正すのは、次の機会は9月定例会での決算審査になります。
 
 
市長が行いたい施策については議会の議決により、予算がつき、執行されていきますが、運営状況や予算の使われ方については、その後も監視していかなければなりません。また議会報告会で参加者の方々から、クリーンセンターや火葬場移転問題では市政は停滞しているとお叱りを受け 我々議員の責任についても追及されました。

 
新議長体制では、強硬路線へ転換か?のような新聞報道もありましたが、その見方は正しくないと感じています。本来議会は市民の皆様の意思を反映させるべく公平かつ適正な議論を尽くさねばならない所です。
この現状に対し、少しでも議会として前進する為に 私は、この1年死ぬ気でやらねばと考えています。

 
少子高齢化の中で、自治体の財政基盤は弱まり、やらなければならない政策が山積みになっている事を考えると、予算は1円たりとも無駄に使われることは許されません。今後も 皆様の代弁者としての責務が果たせるように 新たな知識、勉強を積み重ね、さらなる前進して行きたいと思っていますので、ご理解を賜りご指導を頂きたいと存じます。

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