九州から梅雨入り宣言がされ、奈良にも本格的な雨のシーズンがやってきます。
1年の折り返し点を迎える6月になりましたが、地方自治から言えば、平成27年度はまだ始まったばかりで、6月議会も12日から開催されます。
日本創生会議では、今後10年で「東京圏」の介護需要が45%増え、施設と人材不足が深刻になるとの推計が発表されていましたが奈良市の6月議会でも「奈良市第4次総合計画後期基本計画」についての議案が提出される予定です。
なるべく、政治的な用語を使わずに平易な言葉を使って話をしないと、私自身も呑み込んでいく事が難しいので困るのですが、奈良市の第4次総計でもこの医療と介護の問題は重点戦略で挙げられています。
今後、特別委員会が設置され、選抜された委員でこの計画について議論をする予定です。
最近のテレビ、新聞等の報道では、大きなニュースであるべき題材が日常のごとく流されており、
1. 安保法制の「憲法違反」の見解
2. 18歳選挙権の衆議院通過
3. 税と社会保障のマイナンバー制度
など、生活に直結している事が、どんどん政治主導で決まっている状態です。
地方議会とはいえ、奈良市も国の動きに連動して制度も枠組みも運用も決まっていきますから気を抜くことが全く出来ません。
6月議会の後半では議会の役員改選も予定されています。
2年続けて、厚生消防委員会に所属し福祉を中心に勉強をさせて頂きました。
2年経っても、理解出来ない事、難しすぎてよくわからない事、行政用語から理解してひも解かなければならない事、毎日が悪戦苦闘の連続です。
議会に上がってきて直ぐの時に指導を頂いたことに、「一つの事だけ専門を作って、それだけは誰にも負けないように勉強をしてください」とアドバイスをして頂きました。
あの時から、何も変わらずわからない事だらけですが、それでも自分の責任を果たすために何をするべきなのか?自問自答を繰り返しながら前に進もうと考えています。
奈良市第4次総合計画を全体から見れば、【空き家問題】【地域コミュニティー】【子育て支援】【高齢者福祉】と様々に落とし込んでいるので、どれも総合的に関連している大切な施策であります。
他の会派では、1年ごとに委員会を動かれたり、勉強したいことを中心に動かれる方もいるなど、それぞれの考え方や所属の会派事情があったりと様々です。
私自身も迷いの中にいますが、しっかり考え、この先の1年を見据えた6月議会でありたいと考えていますので、次回にしっかりご報告できるように頑張ります。