今月の報告

平成27年 1月に思う事

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2015年の新春のお慶びを申し上げます。
今年の干支は未年で、動物で言えば羊です。
新年が皆様にとりまして、この羊のような穏やかで柔らかい綿羊のような温もりの多い年でありますことを心よりお祈り申し上げます。

昨年の暮れに国政選挙が行われ、そのまま怒涛のような年の瀬を迎えて、振り返る余裕のないまま年を越してしまいました。
昨年の総括を少し加えながら今年を始めさせていただけたら幸いに存じます。

第3次安倍政権が始まりましたが政治は今、皆様にとりまして、どの様に映っていますか?
アメリカの第16代大統領、エイブラハム・リンカーンは演説の中で「人民の人民による人民のための政治」というフレーズを入れた歴史的スピーチをされましたが、演説の中で【政治の責務】の重要性にも言及しています。

政治の責務を果たすのは誰なのか?
責務を果たすように託されたのは誰なのか?

この事を常に頭から離さないように生きることの政治的使命を負ったのは私自身でありました。 大きな選挙であろうと、小さな選挙であろうと有権者から託された1票の重みは変わるはずもなく、私自身もその重圧から片時も逃れる事は出来ません。

昨年3月にまず、失敗したと思う事がありました。
平成26年度の予算を決める本会議で市長が提案された予算編成に対し、無条件で賛成をしました。初めての予算会議で、市長提案の新規施策や予算書の中身を見るだけで精一杯で
前年度との比較をし、精査することが足りませんでした。

おかげで、私立保育所の助成金が大きく減額され、園医報酬をカットされるなど影響が出てしまいました。 この例にみられるように、市長がやりたい施策があれば、そちらに予算が回り、子どもに関わる予算でも平気で減額がされる事が起きてしまうのが政治の姿なのだと気づかされました。

この時からです。
自分の発言、姿勢にとことん責任を持って取り組まなければ、とんでもないことになると肝に命じることが出来たのは・・・・・
そこから、初めての代表質問、一般質問、全ての委員会質問、一度たりとも気を抜かずに 発言をさせて頂きました。
昨年は、地方議員の質の低下が叫ばれた年でもあります。

風の勢いや、イメージ戦術の長けた人なら無理のない事と思いますが、地方議会の現状はそれでは危機的状況に陥ります。
地方議会は、日本の政治の縮図と思われた所がありましたが、地方議会を国政への踏み台にしたり、仕事の一つにしか捉えられない人の就職先に考えては決していけないと思います。
議会で自分たちに本当に必要な事を決めていく!

その為にも、普通の主婦や女性、若者、定年退職をされた見識のある方、様々な価値観や 経験をされた方も参加して頂けるような、そんな議会を作っていけないものかと考えています。
12月は鍵田の逝った月で、悲しみから逃げて過ごしてしまいました。 仕事に没頭したのも そのせいがあります。 いつまでたっても悲しみは癒えませんが、新しい年もきちんと顔を上げて日々前進して
行きたいと考えています。 この頃ようやくわかり始めてきました。
奈良が好きで好きでたまらなかった鍵田の気持ちが・・・
その思いを私自身の想いとして、全身全霊で 今年もしっかり働かせて頂きます。

新しい年が皆様にとりまして
素晴らしい一年でありますことを祈念し
年頭のご挨拶とさせて頂きます。

平成27年 元旦
鍵田美智子

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