今月の報告

平成26年 12月に思う事

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平成26年12月に、第47回衆議院議員総選挙が行われます。
鍵田が、衆議院議員で毎週、東京との往復をしていた時ボソッと「議員は、自分の選挙の事しか考えていない。国の事を考える人がホントに少ない。」と呟いていました。
小泉チルドレンと言われ、新議員が大量に当選し自民1強になった時です。
今回も自民党は新議員を100人以上抱え、日々いつ解散してもいいように、この2年の時間、色々な研修の合間に選挙の為のレクチャーを重ねて来られたはずです。

本来、政治の混乱は許されません。
しかし、政府や政治家の都合だけの解散総選挙も許されるはずはありません。

私が、市会議員になって1年半の時間が経ちました。
この奈良市でも少子高齢化の問題は、市政を考える上での大きな問題となり、各種の社会保障や新しい制度改革のネックになっています。

高齢になる事が、迷惑な事でしょうか?
少子化で、子どもを持てない今の社会に、若者が責任を持つべきでしょうか?
女性が輝く時代といいながら、自民党には公認された女性候補は何人いるでしょうか?
なぜ、希望を抱いて社会に出た若者が 非正規雇用になり、更に数が少ない若手社員が劣悪な環境で入社早々成果を求められ、長時間労働やパワハラの犠牲になり精神障害を発症していくのか、真剣に考えられた事は有るのでしょうか?

根本的に社会保障の仕組みを変えて財政再建の道筋を明確に示す事で、消費増税を理解出来る説明を徹底的にしていただきたいと思います。
本来、消費税が8%に引き上げられる前に、また今後10%への引き上げを実行する前に、なぜ低所得者や弱者の為に軽減税率の話を先に進めていかないのか?
心底、国政を担っている方々に怒りを覚えています。

この、国の政治を職業としている方は、まず自分の保身を先に考えて動かれているから、国民に見透かされ、遠い存在になっておられます。
責任ある政治家なら、正しく国民の負担についても語っていただきたいし、社会保障制度も持続可能かを明らかにしていただきたいと思います。
この1年を見ただだけでも、社会保障の給付やサービスの抑制があり、今後も更に負担だけを我々国民に求めようとするなら、選挙の時にこそ語るべき説明責任があります。
選挙を前にすると、この負担増に対して説明責任を果たさず、「先送り」という無責任な事をされますが、綺麗な言葉で飾るのはやめて、しっかり国民に向き合っていただく機会にして欲しいと思います。

また、若者の方へ お願いがあります。
今、生まれくる子ども達も含め この国には多くの財政赤字があり その借金は今後我々国民が返すべきお金であります。
この国に生まれ、戦争のない国として 現在暮らせているのも、先人がこの国を想い、時には自分の命を懸けて守り繋げてきたからです。
今の世の中は決して幸せを盲目的に享受できる世の中ではないと私自身も感じていますが、だからと言って、この国に生まれ生きている責任を放棄していいわけではありません。
その責任を行使する時は、まず投票行動です。

今回の解散で廃案になりましたが、2016年の参議院選挙から18歳以上の投票が出来る可能性が高く、来年の通常国会には成立する見通しだそうです。
国民の義務である納税義務を果たしていく時、その税金の使い道を議論していく国会議員を正しく選ぶ為にも、きちんと投票して自分の意思を示してください。

無関心や、文句だけを言っていても何も変わりません。

新聞やニュースを見て、各政党の意見を聞き、時には政治家の事務所に出向いて、本人が不在でも公設の秘書の考えを聞き、きちっと自分の考えを持って選挙に行っていただくようにお願いします。

せっかくの国民の意思を表す時を無駄にしないでください。

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