今月の報告

平成26年 11月に思う事

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11月に思う事
今年に入り、地方議員の質の低下の話題が、世界に配信されたり 10月には「政治と金」の問題で2閣僚が辞任されるなど、政治不信を増長する ニュースが続いています。
私自身が立候補する時に支援者の方から言われた言葉に「これからは利他の心で生きる事」との言葉を頂きました。

私にとっての生きるお手本だった人は、夫の忠兵衛でしたが、彼も小さい時から「人様の役に立つ人間として生きる事」を父から教わりその生き方を貫いて亡くなりました。
政治家としては、まだ入り口に立ったばかりの私ですが、政治家であろうとなかろうと、人としての軸足がしっかりあれば、不信を招くような事が起こること自体がおかしな事だと思います。

子供の頃に親に教わった単純な規範は、
嘘をついてはいけない
人に迷惑をかけてはいけない
正直であれ
欲張らない
自分の事だけを考えない

とてもシンプルなことばかりですが、人間として大人から子供まで守るべき約束です。

小さい時にだれもが1度は教わった約束事を心に持ち続けていれば、きっと人も社会もこんな風に壊れて行く事もなかったのでしょう。
イスラム国の戦闘に参加しようとする日本人の若者がいるかと思えば、香港デモのような選挙制度改革の為に立ち上がる若者がいたりと世界も日本も大きな変化の時を迎えています。
日本の社会に対して、政治に対して 不信を持ったりあきらめを感じたりすることは簡単ですが、かって若者の定義が「自分が不利益を被っても社会を変えたい」と権威や体制に
刃向う事が若者の特権であった時代もありました。

人と違う意見を持ったり、意見を出すことを避ける傾向も若者の間に広がってきているように感じますが、それでは世の中は変わらないし、変えて行く事もできません。
また、他力本願で 誰かがやるだろう!では誰も腰を上げることはありません。

自分で出来る何かを誰もが意識するような社会になれば、虐待に泣く子供達、貧困に悲鳴を上げる母子、父子家庭にも光が差し込み、今日まで経験したことのないような高齢化社会を迎えても地域や人の繋がりで弱い方々を支えて行く事ができます。本来、政治は 人の道を盛んにする為に使うべき道具であり 決して政治家の為にその力を行使すべきものでは、ありません。
自分の為や 自分の周囲の為に 政治の力を利用する人は 政治屋と呼び、人の為に働く資質はないと 忠兵衛が言っていた事を想い出されます。

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