10月に入り、暮らしに直結する乳製品や、外食、航空運賃等、値上げが拡大し家計の負担は一段と重くなりそうです。大手牛丼チェーンでは、人手の確保が出来ず深夜営業の禁止に追い込まれました。外食産業も円安の影響を受けて、多方面で打撃を受けておられる事でしょう。
国会では消費増税をにらんだ論戦が展開されていますが、この方向性が定まらない事により子育て支援制度、地域包括ケアシステム等の支援体制も定まらないままが奈良市でも続いています。消費税の増税分は社会保障に充当されて行く事を明言されておられますが、一般市民の方々には、諸刃の剣となって跳ね返る事が予想されます。
奈良市議会でも、10月1日に定例本会議が閉会されましたが、私が所属する会派では、補正予算の使い方から論議し、補正額7億9466万6千円に対し3事業の合計3720万を減額修正することを提案し可決されました。この、定例本会議で初めての代表質問を経験させていただき、自分が所属する福祉分野だけでなく、防災行政、街づくり、副市長人事等、勉強することが出来ました。発言する事には常に責任が伴いますし、そのための勉強の仕方も代表質問では、特別なものがあります。全て市長答弁を求めますし、市長の後ろを守る理事者に対し、対峙する議員には頼るべき人は会派を同じくする議員仲間だけになります。論戦の小さなほころびさえ、会派8人全員で繕いにかかります。
沢山の経験と勉強をさせて頂いた本会議でしたが、この機会を与えて頂いた市民の皆様と先輩議員に感謝し、10月も研修と地域の事をしっかりと学ぶ時間を多く作って行きたいと考えています。