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奈良の夏

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昨日、大文字の送り火で戦没者の御霊を始め、平和の火として先に逝った全ての御霊の鎮魂を祈る慰霊祭が執り行われました。創始された昭和35年は、私の生まれた年でもあり、鍵田の父が国難に殉じた英霊を供養する為に私人として始められた想いに、私自身も思いを致す時 今更ながら驚きに近い深い想いを持ちます。8月は、各地で追悼の式典が行われましたが、安部総理が挨拶文を使いまわされたように 不戦の誓いがどのように果たされて行くのか問われているのが、今なのだと思います。「国の為に命を落とせるか」と問われれば、今の時代は全てに近い人がNOと言われるでしょう。
でも、69年前までは、確かに国や家族の為に否が応でも命を差し出さなければならなかった方々いて奈良だけでも2万9243人の方々がおられた事を忘れるわけにはいきません。鍵田家の仏壇にはご先祖様の位牌と一緒に殉国英霊位の位牌がひときわ大きく祀られています。鍵田から渡されたこのバトンを私もしっかり次の世代へ渡さないと思っています。
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