今月の報告

平成26年 8月に思う事

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8月6日は忠兵衛さんの誕生日、16日は娘の誕生日です。夫は、広島の原爆記念日に産まれ、娘は終戦記念日の中 生まれて来てくれた子供です。戦争という言葉が、自分達とは遠くで聞いて来た言葉でしたが「集団的自衛権」の問題で声高に戦争論までが飛び出す時代に変化してきています。

思えば 世界の至る所で 戦争による人の命が失われ 有史以来 戦火の止んだ時代がなかったのも事実であります。二番目の息子が自衛隊に入る時 宣誓書を提出して入隊しました。
“事に臨んでは危険を顧みず、身をもって責務の完遂に努め”とあるように我が国の平和と独立を守る為の使命を自覚して入校した時から、家族も気持ちの何処かに何がしかの覚悟をした気持ちでいます。
福島県で放射能漏れがあった時も、最前線で輸送ヘリを飛ばす為に2日目に現地に入りました。子供の命が危険と隣り合わせだと自覚したのは この時が初めてではなく、平和を守るのは、名もない人が身体一つで向き合わないといけない事なのだと気づき始めた時から、何度か経験しました。

忠兵衛さんの父が生きていた頃8月1日から15日までは、戦没者慰霊の為の精進潔斎で断食と般若心経を唱える毎日が続き 鍵田家には大切な日々が続きました。義父が始めた大文字焼きも観光行事と間違われている方もおられるかもしれませんが、神仏が一つになって戦没者の方々を慰霊します。私も市議会議員の仕事をさせていただくようになり、自分が今生きている事の責任を どんな風に果たす事が出来るかを 意識して過ごすようになりました。
鍵田が大文字保存会の会長として奔走していた姿を瞼に刻みこの国を守る為に命を捧げた方々を思い 8月を過ごして行きたいと思います。

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