奈良市議会では 6月24日に自民党から議長が選出されました。
折しも 同時期に東京都議会で女性蔑視のヤジを巡り世界から注目されている時期でも
ありました。外国特派員協会の方が、女性が議会で働き、声を出すことの難しさを議員に質問されていましたが 現在の日本の政治社会の在り方、考え方をオールドファッション【時代遅れ】と切り捨てておられました。
奈良市の議会と議会運営の在り方を見ても 2011年の議長選に絡む贈収賄事件を契機に 議会改革へ取り組みましたが、昨年に次ぐ不透明さを味わいました。昨年は、立候補制であったにも関わらず、選挙の前から 議長候補も流れも決まっており その中での所信表明であったことが 腑に落ちなくて首をかしげたことが思い出されます。
今回 違っていたのは 幹事長会から会派ごとに立候補者を届出て後、議会運営委員会で候補者を擁立した理由を述べ、本会議で投票する点についてでありました。
この1年 議会改革が進んだのかどうか?
それは、外から見守って下さっていた市民の皆様が 一番ご存知かもしれません。
なぜなら、議会の代表として 物言う議長を 選んでいない。
奈良市政を見ても クリーンセンター、白毫寺の火葬場 どれ一つとっても動いた様子はなく、いたずらに時間だけが過ぎて行っています。
議長、副議長は 奈良市議会として 議員を代表し奈良市へ 奈良市長へ提言していくべき責任を負っているにもかかわらず、市長与党として実権だけを握りしめ 奈良市政を動かしていく責務を感じておられない今回の選挙結果には、怒りしか覚えませんでした。
平成26年度の奈良市の議長、副議長は自民党会派から選挙により選ばれました。
多くの方の声を代弁して行く議員、政党の立場からも 一党からしか選ばれることのない今の議会バランスは 市民の方から見ても好ましい状態ではないと考えます。