今月の報告

令和2年 6月に思う事
【今からの闘うべき相手とは】

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6月に入り全ての自粛要請が解除され、本来の日常生活を取り戻すべくスタートをしました。

大人はさておき、子ども達が学校生活へ戻って行くのには心も身体に受けた影響が深く、そこから勉強の遅れを取り戻していく事はかなりの負担となります。見守る保護者や、学校現場の苦労には計り知れないものがあり、私も学校関係者の一人として注意深く見守っていきたいと思います。

そして大人の取り巻く環境です。中小企業、小規模事業者が多く観光業が主な産業の柱であった奈良市はこれから多くの課題を抱えたまま前を向いていかなければなりません。深いつめ跡を残したまま、大人も子供も次のウイルスによる第2波を警戒して前を向いて生きていかなければならないですが、当たり前は当たり前ではない事を肝に命じて始動していきたいと思います。

この間、医療現場の最前線で命を守る戦いを続けて下さっていた医療従事者の方々には心からの敬意と御礼をお伝えします。

私事ですが、長女は日赤の呼吸器科に努める医療従事者ですが、コロナの勢いが弱まると同じくして体調不良を訴え、現在治療に専念しながら仕事に出かけています。きっと、そんな関係者は医療現場だけではなく、沢山の方面でおられる事と存じます。 そんな自分を労わりながら、羽を少し休めて、静かに立ち上がっていただけるようにと祈っています

奈良市では6月の補正予算審議にもアフターコロナ予算の関連の質疑が予測されており、これまでと違う形で議会が開催され感染に注意をしながら審議を始めていきます。

5月の臨時議会では約6億円の補正予算を組んでコロナ対策を行いましたが、十分とは言える予算ではありませんでした。6月の定例会では国からの1兆円の配分により約9億円の第1次交付分を使って予算を組んでいきます。

感染拡大防止と医療提供体制の整備、
観光関連事業者の支援、
子育て世帯に対するプレミアム商品券の発行
新しい教育環境のためのGIGAスクール構築費用
これからリモートワークを推進していくための事業費

苦しい時に政治の力は皆様の所まで届いていないと思います。

なぜなら私自身が実感していないし、
学校現場の教育格差が更にひどくならないか?
中小企業・小規模事業者が先の見えない経営に追い込まれていないか?
困窮している子供達や、虐待されている女性たちは増えていないのか?

そんな不安な想いで社会を見ています。

今からの闘うべき相手、守るべき人たちをしっかりイメージして発言していきたいと思っています。 みなさま 心と身体を大切にしてお過ごしください。

奈良市議会
鍵田美智子

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