今月の報告

令和元年 5月に思う事
守り継ぐべきもの

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 平成の天皇陛下が皇后さまと共に我々国民に深い謝意の言葉とともに退位なされましたが、私達国民こそ、これまでの長い象徴天皇の御勤めに深い謝意と労いの気持ちをまずお示ししたいと思います。

そしてこの国に生まれ、新しい令和の時代の幕開けに立ち会わせて頂けたことにも深い感謝の気持ちを申し述べます。そして5月1日新天皇として皇太子徳仁親王が御即位されました事に心よりお喜びを申し上げたいと思います。

新天皇の徳仁親王は1960年生まれで恐れ多い事ですが同じ時代に私も生まれました。

戦争の時代が終わりを告げ、日本を戦争のない国に導いて来られた先人たちのたゆまぬ努力、この事にも深い感謝を述べつつこれからは私達が先頭に立ってその努力をし続けないといけない責任を受け取らせていただきました。

私達の親世代やそのまた先の先人たちが今の日本の礎となり、今日の日本と言う国を作って来られたわけですが、目に見える戦争はなくても大変生き辛く、困難な中に生きている方も多く見受けられるのが現代社会であります。

時代が変わっても光の当たらない所にこそ想いを致し、共に生きていく事の意識を心のどこかに置く事が必要なことではないでしょうか。

 新天皇は水問題に関心を持たれ研究されている事の報道がありましたが、私も先日、森林環境の調査で世界遺産の春日山に入らせていだきました。

奈良市は春日山原始林・三笠山と都市に近接した形で世界遺産を有していますが、研究者の方々の実験区でも10年前から新しい自然更新は進んでおらず森が悲鳴を上げている現況を目の当たりにしてきました。

私達の存在はあくまでも通過点に過ぎず、自然や文化、エネルギー・歴史、全てを次の世代にどの様に受け渡していくのか? そのことの責務が私達世代に課せられた責任でもあります。

 新しい時代には新天皇と共にこの国の行く末を一人の日本国民として末端からその責務を担いたいと思っています。令和の時代を寿ぎつつ、今ある責務に身を震わせながら新しい時代の幕開けとさせていただきます。

奈良市議会
鍵田美智子

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