今月の報告

平成30年 8月に思う事
【心を整える】

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8月に入る前から連日の猛暑となり災害並みの暑さが続く日々である事の注意を促す報道が続いていますが、西日本では7月に襲われた豪雨により、甚大な被害が出て、家族を失い今もって被災をしたまま避難生活を送られる方が多くおられます。
 
 奈良市では消防関係職員や社会福祉協議会職員などの派遣を速やかに決めて、被災地へ送られましたが、私自身も平成26年8月豪雨により発生した広島市安佐北区や安佐南区の住宅地で発生した大規模土砂災害の現場へ行った記憶をすぐさま思い出しました。
 
 たった4年で同様の災害が、はるかに上回る状況で発生している事に驚きを通り越してやはり、と言う思いを強くしています。
 
 この数年、市民環境委員会での勉強をして行くうえで、環境関連の政策や地球温暖化対策等の資料を目にすることが多くありましたが、地球温暖化が顕著に進行し平均気温の上昇や異常気象の影響と考えられる現象が至る所に感じる!と思っていた矢先のことでした。
 
″想定外との言葉が通用しなくなった時代″
 
この言葉を真っ直ぐに受け止めるのか、鼻白む思いで聞かれるのか、人それぞれであって良いとは思いますが、地球が悲鳴を上げてサインを出しているのは紛れもない事実です。
 
 家を奪われ 家族を失い 深い悲しみの中にいる方も いつか又 時が過ぎれば悲しみの中から立ち上がり歩き出す日が来ます。
 
政治や行政の役割は その悲しみを受け止め 次に歩き出す一助となるように動けることが本来の役目でありますが、同時にこの悲しみを作り出さないための行動を起こすことが、我々一人一人にも求められる時代となったと感じています。
 
 私事ですが5月に入ってから母屋の改修工事を始めています。
 
この暑さの中でも毎日5人から10人の職人さんたちが、屋根の上や蒸し風呂のような屋内で仕事をされています。8時の仕事開始時間に合わせて毎日来られるのは7時半で、ゆっくりした打ち合わせの時間から始めて、仕事に入っていく姿勢は見ていてもとても気持ちの良い仕事ぶりです。
 
それが良く表れているのが、道具の片付け方や、仕事の終わり方にあります。どんなに手間でも来た時以上に綺麗に片付けて帰られます。心の持ちようと、仕事に向き合う姿勢が出ていると言ったら良いのでしょうか?
 
″心を整え″ 
この大工さんや左官屋さん達みたいに普段からきちっと生きていかないと!
って 私自身も気づかせていただきました。
 
来月は奈良市の平成29年の決算審議が始まりますので準備をしつつ8月を過ごします。
どうぞ皆様も猛暑が続きますが、御身大切にお過ごしください。
 

奈良市議会
鍵田美智子

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