今月の報告

平成30年 2月に思う事
【四元義隆氏】

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厳しい寒さが今年に入り続いています。
こんな時期に過ごす楽しみに読書がありますが、私には以前から気になっていた方がいたので、その方に関する書籍を読みました。
 
四元義隆さんを皆様は御存じでしょうか?
 
激動の昭和を駆け抜け、歴代総理の指南役と呼ばれ、もう一つの顔は血盟団事件に連座し8年の刑に服された方です。義父とのご縁もあった事から、忠兵衛の会で話をされた当時のことなど、数度の印象が、私の中で静かに残っていました。
 
もうそれも20年近くになる前の話です。この方について書かれた本を読ませて頂くことでようやく私の中の点と線が繋がりました。
 
四元氏は志の高い政治家や政治を志す若い人と話をすることが好きであった事から中曽根康弘先生の御縁で、義父そして忠兵衛へとご縁が繋がっていたのだと思います。
 
良きにつけ悪しきにつけ、この四元氏のような国家を憂いて行動を起こした若者たちが居たからこそ今の日本があり、私自身も議会で話をする際の資料を読み解く際に、この年代の方々の言葉や思いに触れて気づかされる事が多くあります。
 
四元氏が政治や政治家に″あるべき姿″を求めておられていました。
 
「政治は最高の道徳だ。全ての基本だ」
「政治家というものは国民の為に世界の為に自分を捧げるということが一番の発心だ。」
「自分を捨てる事に始まり、自分を捨てる事に終わる。この考えの出来ない人が政治家になってはいけない。」
    
ここで繋がりました。
 
忠兵衛が「国家・国民の為に生きて人様の役に立つ人間になれ」と父から教えられ大きくなったと…
昭和の真ん中の高度成長期に生まれた私達世代にも 親から言われてきた事は、大きな意味を持っていました。
 
これから続く私達の次の世代にも生まれてきた意味、生きる意味をどこかで考えてもらえたら嬉しいなと深く感じながら、自分の子育てに思い至します。
 

奈良市議会
鍵田美智子

 

 

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