今月の報告

平成29年 11月に思う事
【強権発動】

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奈良の街は正倉院展に来られるお客様方でより一層の賑わいを見せています。ひと月前の選挙の喧騒と打って変わり、ようやく観光都市の姿となりました。

間もなく新年度予算の概算要求が始まりますが、地方議員としては、新年度予算を審議する3月の時点で国の施策の方向性によって市長の提出される予算案が提出の中身が変化する事を通して、国と地方が直結している事を強く意識します。

先日 新聞報道で奈良県全体の経常収支比率のランクつけが発表されました。

奈良県全39市町村中、ワースト5位です。
紙面では「重症」と判断されています。

そんな中で、奈良市は給食費と保育料の滞納について児童手当からの徴収の検討に入ったとの報道が併せてありました。税の公平さから言えば確かに特別徴収して、未収金を引いた額を支給したい奈良市の台所事情もわからなくはありませんが、一つ一つの事例を細かく見れば、中には滞納する事情も必ずある世帯も含まれているはずです。
 
奈良市として一足飛びの強権発動に至らないように気を付けて見ていかなければならないと思っています。
 
消費増税が実施予定とされる中、国も地方も改選が済めば手の平を返すような政治の姿はあってはならない事です
 
奈良市の税収が思うように上がらなくなっている現実の中、困難な状況の中で暮らしている人の為にこそ、税の使い道をしっかり論議し、配分を考える予算化をしていきたいと思っています。
 

奈良市議会
鍵田美智子

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