今月の報告

平成29年 1月に思う事
【新年のご挨拶】

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奈良市民の皆様
新平成29年 1月に思う事 【新年のご挨拶】ましておめでとうございます。
新しい年を穏やかにつつがなく皆様と迎えられました事を心より嬉しく思います。

今年は酉年です。

亡くなった夫忠兵衛は酉年でいつもバタバタとせわしくなく動いていたことを6年経っても、まだ昨日の事のように感じ、今年は年男・年女として酉年を迎えた方々に特別な思いが溢れてきてしまいます。

酉年の皆様は武士が備えるべき5つの徳を備えていると言われます。
 
5つの徳とは 知・信・仁・勇・厳です。

そして、洞察力に優れ細かい所に良く気がつき客観的に物事を見て判断が出来る方々だとか……
夫忠兵衛は古武道を伝承する仕事をしていましたので、武士の風格を備えており、亡くなってから中曽根康弘元首相にご挨拶に伺った折にも「忠兵衛君は武士だったなあ」と頂いた言葉が思い出されます。

酉年の星の元に生まれてきた天命の忠兵衛を今更ながら思い出してしまいました。

人は持って生まれた星の元に生まれ、生ある限りその使命を持って生きていくのだと感じています。皆様が信任して下さった私の議員としての責任も残りわずかとなり、間もなく改選となります。

米国のトランプ新政権の発足など大きな変化が出てくることが予測される年ですが、国内だけを見ても少子高齢化による将来不安が根強く、社会保障費の伸びを抑制する為に一定所得の高齢者に負担増を求めるなど、予算規模は過去最大になり困難な状況が平成29年度にも見えてきています。

また、奈良市の予算編成も財政は厳しい環境下にある事は、国と同じで経常収支比率は他の中核市と比べても極めて高く、硬直した財政状況から抜け出すことが出来ていません。
 
しかしそんな時だからこそ政治家は夢を語らなければならないのだと思います。

あと何年すれば、こんな町が出来て、
あと何年すれば、こんなに街が住みやすくなって、
あと何年すれば、子ども達が沢山笑う街が作れると、

具体的に語ってくれる政治家を選んで、動いて頂くことが今望まれているのだと……

しかし 私達の前にスーパーマンもヒーローも現れることはありません。

しっかり目を開け、耳を澄まし、心の目で今起きている事、今から起きる事を
見抜いていく目を養う事が一番求められているのだと思います。

私が4年前に近鉄の奈良駅前で選挙の街頭演説をしていた時のことです。

あるご婦人が私に話かけてこられました。
 
INFAスクールの同じ卒業生でエステサロンを経営していました。
 今は年金生活で、わずかに自由になるお金は6万円です。
 だけどゲームみたいな生活でなんとなく楽しく生活が送れている…
と話をされたのは、70代の方でした。

その明るさとポジティブな考え方にとても衝撃を覚えました。
 
あれから4年近くたちますが、私も政治を語る側の人間になって、こういう方の為に政治を語り、行政としてのセーフティーネットを築く為の仕事が出来ているのか?と日々自分に問いかけてきました。
 今私自身に求められていることは批判の中に身を置き、自分を見つめながら過ごす事だと感じています。
自分の身をさらしながら、しっかり皆様の声、視線、思いを受け止め平成29年のスタートを切れるように昨年から街頭にも立ち始めました。

どこかでお会いすることができましたらお声をかけて下さい。

そして最後にご指導・ご鞭撻を心よりお願い申し上げ、新年のご挨拶に代えさせていただきます。
  

平成29年 1月1日
奈良市議会議員
鍵田美智子

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