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転害会 (10月5日)

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住んでいると見えなくなる、自分の住む街の奥深さ、感じにくくなる文化の重さ
そんな事をまじまじと感じる体験をしました。

鼓阪地域には、国宝の転害門がありますが、その場所で今年も転害会の秋祭りが執り行なわれました。

4年に1回、お世話をする町を決め、その方々を中心に手向山八幡宮の宮司様と祭礼を執り行います。

台風の影響で数日前から、気を揉む日々でしたが、地元のてんかつさんスタッフ、ボランティアガイドの方々、心を1つにお客様を迎え、見えない所にも気を配っておられました。

私も、そっと見に行くはずが、気がつけば、転害門の回廊に釘付けです。

祭祀の後に奉納された蘭陵王の舞…

何百年も奉納され続けてきた舞を通して、自分が住む街の歴史を肌で感じる事が出来ました。

当たり前は、当たり前ではなく、目の前に繰り広げられる歴史の舞に、自分が存在することの意味を深く思いました。

隣に所在する鼓阪小学校6年生の子供達が、メモを片手に、この舞に触れていたのも嬉しい事でしたが、今は気がつかなくても、きっと後から、その重みを感じて行くのだと はっきり理解がすることが出来ました。

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