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決算審議【奈良市でも疑惑…99・981%】

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9月に入り、本格的な決算の審議に入っています。本会議では、私も一般質問の機会を得て、環境部、人権文化センター、公共施設等総合管理計画、他についての質疑を終えました。

そんな中、東京では、豊洲市場の移転問題で、明るみに出た主要3施設の建設工事が再入札で99・9%である事が分かり問題化され始めています。

現在、決算特別委員会では各会派から選抜された委員が集中審議を行っていますが、同様の事例がこの委員会でもありました。

同会派の三浦教次議員の質疑です。

【奈良市空き家等総合対策事業業務委託】

空き家バンクの立ち上げと市内の空き家実態調査の本市にとっては初めての業務内容です。
価格のみで委託先を決定するのではなく、プロポーザル事業で業者を選定しました。

予定価格800万 → 落札価格799万8490円  落差率99・981%

【消防指令設備整備事業】

奈良市・生駒市高機能消防指令センター整備業務委託と保守業務委託の一般競争入札に関するものです。
1社が辞退し、1社が応札しました。予定価格の事前公表はありませんでした。
しかし、落差率99・62%です。

※談合疑惑度
全国市民オンブズマン連絡会議の分析によると

95%以上 談合の疑いが極めて強い
90〜95% 談合の疑いがある

予定価格の漏えいなくしては落差率99・62%はあり得ないわけで、副市長、市長が判を押され、この事業の落札に対し承認されている事実は大きな事実です。

9月議会でも予算の配分や、根拠、そして使われ方の審議していますが、公金としての妥当性や経緯は、慎重に決定するべき事項で、その点で疑われるべき事実があるなら、東京都の様に真実を明らかにして行く事が必要となってきます。

襟を正すのは、どの議会でも求められる事ですが、
仲川市長には、

  • ・しがらみの禁止
  • ・プロポーザル事業の導入
  • ・不正の排除

を根絶し、透明性の高い市政を訴えている事から考えると、その責任には重いものがあります。

今、問題となっている新斎苑建設計画の補正予算の計上や、その他の関連業務も入札の
方法、委託の在り方等に注視していく必要性が出ている事を市民の皆様にお知らせして
おきます。

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