平成28年、6月定例議会が3日〜20日まで開会され、議案16件、報告15件を審議し、全て可決し閉会しました。
6月を新斎苑のメドをつける時期と捉えている市長発言もありましたが、今議会では、何ら予算の計上もなく、9月へと先送りとなりました。
市民生活に直結した議案として、
議案76号
中学校給食室 ➀都南中学校➁三笠中学校➂登美ヶ丘中学校➃若草中学校⑤平城東中学校の合わせて5校の新築、その他の工事請負契約の締結を認めました。
また、「市庁舎耐震化整備」「空き家対策総合支援事業」「観光振興事業」などの国交付金事業が審議の主なものでした。
3月議会終了後、市長は新斎苑事業に対する市民理解を求める住民集会を精力的に開催しておられましたが、議会に対しては新しく論点になる材料もなかった事により、議論も3月の繰り返し答弁が目立ちました。
9月は、平城27年度の決算審議が、主な内容になりますので、合併特例債の使用期限を考えると今議会で考え方を示していただきたかったと残念に思います。
少し、話題がそれてしまうかもわかりませんが、今議会で議論がありました「市庁舎耐震化整備事業」があります。
現在の庁舎は、建設からおよそ40年が経過し、震度6強で倒壊する危険性が指摘されています。
市長は、検討委員会を設置し、建て替えか補強かを検討していくそうですが、先の市長会見で「建て替えには100億かかる」だから耐震補強が現実的との発言がありました。
何をするのも お財布との相談で、奈良市の厳しい予算とのニラメッコですが、現実的に迫られる決断には、先送りせずに前向きに臨んでいただきたいものです。