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入江泰吉旧居 開館

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ようやく春の兆しが見え始めた奈良市に また一つ 歴史ある場所が市民の皆様に開館させていただく事になりました。東大寺の足元にある水門町は、入江さんが長く住まわれた場所で、ここから奈良の原風景を生涯に渡り 撮り続けられました。入江さんの奥様から この場所を奈良市が託されましたが 老朽化した建物を直ぐに修復することも難しく、4年の時間をかけて ようやく開館にこぎつける事が出来ました。入江さんの暗室、書斎、穏やかな時間が流れるアトリエ、奥様の茶室など 昭和の空気と入江さんが見ていた自然がそこにありました。これからは、奈良市民の皆様の財産です。近くに来られたら、ふらっと寄りたくなる場所の一つに加えて下さい。

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